ハワイ伝統文化継承工芸品ハワイアンキルトの歴史は、1820年代のキリスト教伝来の歴史に遡ります。
当時、ハワイの一般の人たちは、Kapa(木の皮で作った繊維)を身に纏っているだけの時代でした。
アメリカ宣教師の妻たちは、ハワイの人たちが裸同然のいでたちで生活しているので、まず始めにハワイの女性に洋服を縫うことから手ほどきをしました。この時始めてハワイに布地が紹介されました。布地と共にキルトの手法文化もアメリカから入ってきましたが、アメリカの当時のキルトは着古しの衣類からリサイクルする布地を細かくカットして、はぎ合わせるピーシングキルトでした。しかしハワイに入ってきた布地は新しい物でしたので、リサイクルの様に切り刻むことは滑稽でした。
そこでハワイの上流階級の妻たちは大きな布地のままハワイの自然の草花をモチーフにしたハワイアンキルトが誕生しました。
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2015年発行のナニロアカパクイキ作品集“一針一針心を込めて”より
ハワイ伝統文化継承工芸品ハワイアンキルトの作品例
2015年発行のナニロアカパクイキ作品集“一針一針心を込めて”より